地元・会社を盛り上げよう!“ゆるキャラ T シャツ”の作り方

今や、地域イベントや企業をPRするための必須要素となってきた“ゆるキャラ”。そのキャラクターと話題性によっては、一気に全国的に有名になることもありえます。

 

地元のため、会社のために活躍する“ゆるキャラ”を作り、TシャツにデザインしてPRしてみませんか?

“ゆるキャラ”制作において大切な3つのポイント

1.地域・企業の特徴や強みを盛り込む!
例えば、地域の“ゆるキャラ”を制作する場合、名産品、有名な観光名所、その土地特有の野生動物などをキャラクター化すると良いでしょう。ただ、ゆず、ラーメン、お城などは、すでに“ゆるキャラ”としている地域が多いため、存在感が薄れる恐れがあります。

 

あえて、あまり知られていない、マイナーな食べ物などをキャラクター化するのもひとつの手です。企業の場合は、商品やサービス、事業理念などをキャラクター化すると良いかもしれません。

 

2.キャラクター設定をしっかりと!
一例として、クラゲをモチーフにキャラクターを作ってみました。

名前はもちろん、出身地や性格、好きなこと、特技、口癖など、細かい設定が必要です。知名度が上がって地元以外の人の目に触れたとき、より愛着と共感を生むキャラクターとして育っていきます。

 

3.かわいい王道か“キモかわ”か……デザインの方向性を決める!

「かわいい王道タイプ」のポイントは、愛らしい表情、ぼてっとした二頭身、一生懸命に動く姿。万人受けしやすく、子どもからお年寄りにまで愛されます。

 

一方、「“キモかわ”タイプ」は、子どもに泣かれてしまいそうな表情やルックスが、意外にも高い人気を獲得するケースも。うまくいけば、「かわいい王道タイプ」より話題性を生みやすく、SNSを中心に爆発的に拡散する可能性もあります。また、その奇想天外なアイデアを起用した寛容さが、その地域や企業の好感度UPにもつながるかもしれません。

 

なお、この「“キモかわ”タイプ」のポイントは、奇妙な体型や動き。

「“ゆるキャラ”なのに、むしろ不気味」といった不思議な空気感が、一部のコアなファンに好かれる理由なのかもしれませんね。

“ゆるキャラ”を活用したTシャツのデザインのアイデア

せっかく“ゆるキャラ”を作ったら、Tシャツにデザインしてみましょう。地域のお祭りや会社として出展するイベントでお揃いの“ゆるキャラTシャツ”を着用すれば、より効果的に知名度をUPさせることができます。

 

1.色数は最大3色!

フルカラーは、子どもっぽい印象になってしまいがち。最大3色に抑えることで、どんな年代の人が着ても似合うデザインになります。また、Tシャツのベースカラーを変えるだけでバリエーションが楽しめ、地元の応援グッズなら思わず揃えたくなっちゃいます。

 

2.キャラクターに季節感をプラス!

季節ごとのイベントでも使えるように、季節感のあるものをキャラクターにプラスしましょう。

 

【例】
春・・・花見、入学式 など
夏・・・サマースポーツ、すいか割り など
秋・・・紅葉狩り、読書 など
冬・・・ウィインタースポーツ、こたつに入って鍋 など

 

これらのデザインを作ってしまえば、カレンダーやタオルといった他のグッズに活用することもできます。季節感を加えることで、新しい魅力を伝えられるでしょう。

 

3. 文字情報もおしゃれにデザイン!

イベントタイトルや宣伝文句の文字やロゴは、明朝体ではかたくなりすぎ、丸字では味気ない印象に。そこで、太さの違うカクカクした長方形を使ってデザインしてみたりすると、力強さや、どこか懐かしいような親しみを表現することができます。簡単で、しかもちょっと雑な感じが“ゆるキャラ”によくマッチしますよ。

童心にかえって“ゆるキャラTシャツ”作りを楽しもう!

子どもの頃、自分だけのキャラクターを作って遊んだことがありませんでしたか?「オリジナルキャラクターを生み出す」というのは、実は多くの人が昔に経験していることなのです。

 

そう思えば、何も難しく考える必要はありません。童心にかえって、楽しみながら“ゆるキャラTシャツ”を作ってみてくださいね!

伊勢ゆきこ

Webデザイナー

美容系や食品系のデザインを主に制作。かわいいデザインを得意とする。最近はコーディングや執筆など、活躍の場を広げている。