手書きの筆文字Tシャツが熱い“漢字デザイン”魂の叫びをTシャツに!
サークル活動や体育祭などといった“お祭り”で、メンバーの士気を上げるのに一役を買ってくれるものがあります。それは「漢字Tシャツ」。
今回は、チームの意気込みや願いを込めた「漢字」を選び、漢字Tシャツをカッコよくデザインする方法をご紹介します。
字が苦手でも大丈夫。漢字を美しく魅せる筆文字のポイント
字が上手に見えるどうかの印象は「バランス」で決まります。以下のポイントを抑えれば、字に自信のない人でも漢字を美しく魅せることができますよ。まず、美字を書くポイントは以下の通り。
①横線は少し右肩上がりに
右へ水平線を引くと、のっぺりとした印象に。シャープな角度は4~6度が目安。躍動感が出ます。
②“はね・とめ・はらい”をしっかりと
文字をゆっくりと書くと、自然と丁寧な印象が備わります。“はね・とめ・はらい”は少し大げさに、線幅に強弱を付けましょう。
③画数の多い漢字はまとまりを意識
横線の多い漢字はバランスを取るのが簡単ではありません。例えば「羊」や「重」などは、一番下の線を長く、他の線を短く揃えるとバランスがよく見えます。
続いて、上記を踏まえたうえで、今度は筆文字のポイントをお伝えしましょう。
④字の書き始めは墨を溜めるように一旦「とめ」、文字の終わりの「はね」は勢いよく、「はらい」はゆっくり長めに。「はね」や「はらい」は、かすれさせても味のある文字になります。
⑤より漢字Tシャツっぽい文字にするために「の」や「中」といった囲みがあるものは“丸”を書くようにしても様(さま)になります。
⑥辺や作りを表す箇所は、波線や点線などを活用しながらシルエットや絵で表現してみると、よりユニークな印象に。
実践!筆文字を使った漢字Tシャツのデザイン方法
では、ここからは、筆文字を使った漢字Tシャツのデザイン方法をいくつかご紹介します。
■勢いのある文字で熱いメッセージを表現
文字のはね、かすれ具合が“炎のゆらめき”のようにも見せられます。「隼」「昇」など、意味に勢いを含む文字はあえて早いスピードで書き上げてもgood。
■大胆に文字を崩して“シルエット”を加える
漢字の意味を表す“シルエット”を加えてみると、可愛らしくも仕上がります。「猫」「鈴」「桜」は部首をきちんと書いていませんが、読めますよね。大胆に文字を崩すことも必要です。
■文字の大きさに強弱を付けて読みやすさを重視
2文字以上の単語や文章の場合は、大→小→大の順番で書きましょう。すると「3年2組」「体育祭」「優勝」といった変哲のないフレーズも、文字の大きさに強弱を付けることでリズムが生まれ、読みやすくなります。
■筆の動きを変えて、イメージを創る
同じ「風」の文字でも受ける印象が違いませんか?線の太さ、向き、かすれ具合などを色々試してみてください。
アレンジを楽しめるのも漢字デザインの魅力
上記を参考に漢字をデザインできたら、もうひとひねり加えてみましょう!
すると……
どちらの漢字デザインも、さらに雰囲気がよくなりました。このように、アレンジを楽しめるのも漢字Tシャツをデザインする魅力です。
チームの意気込みや願いが込められたカッコいい漢字Tシャツをみんなで着て、サークル活動や地体育祭で熱い思い出をたくさん作ってください。
世界でたった1つ。
あなただけのオリジナルウェアを作ろう。
伊勢ゆきこ
Webデザイナー
美容系や食品系のデザインを主に制作。かわいいデザインを得意とする。最近はコーディングや執筆など、活躍の場を広げている。