パイル生地とシャーリング生地を比較!吸水性や肌触りなど特徴と違いを解説
タオルと言われると、思い浮かべるのはふわふわとしたタオルだと思いますが、実はタオルにはたくさんの種類があります。ふわっとしたタオルは「パイル生地」と呼ばれる種類のタオルで、日常生活の中では手や身体を拭いたり、机を拭いたり、掃除をしたり、毎日使うアイテムです。
もう一つ身近なタオルの種類として「シャーリング生地」のタオルがあります。シャーリング生地はアーティストのグッズタオルやイベントのグッズタオルとして使用されることが多く、こちらも普段使っていることが多いタオルの種類です。
今回の記事では、日常生活の中で使用頻度の高いパイル生地と、シャーリング生地の特徴や違いについて解説していきます。
パイル生地とは?
パイル生地は一般的によく目にするタオル生地で、糸がループ状になっておりふわっとした仕上がりのタオルです。吸水力や保水力も高いため、日常的に使いやすい定番タオルとも言えます。
タオルの全面がパイル生地になっている「総パイルタオル」と、タオルの端のみ表面が平らな生地になっている「平地付タオル」があります。総パイルタオルとはバスタオルやフェイスタオル、ハンドタオルなど日常的に使われているものが多く、平地付タオルはタオルの端に平らな面があり、一般的に名入れタオルとも呼ばれています。平らな面には会社名や住所、電話番号などの情報をプリントしてご挨拶の品として配られることが多く、コストを押さえて作れる人気の商品です。
■パイル生地のメリット
・柔らかくて肌触りがよい
パイルの長さによってふんわり感が異なります。長いとふんわり感が強く、短いと肌触りが少し固めに感じます。
・吸水性が高い
ループが水分をよく絡めとってさっと拭くことができます。
タオルの素材として使われることが多い綿は、吸水性能が高いため、表面がループ状になっているパイル地の性質を最大限に活かすことができます。
・保温力を調整できる
パイル生地は表面がループ状になっており、そこに空気の層をつくることで保温性が高くなります。また糸の太さやループの長さ、生地の厚みなどによって、保温力を調整することができます。
■パイル生地のデメリット
・パイルが引っ掛かりやすい
パイルは糸が輪っかになっているため引っかかりやすいです。爪にひっかけてしまったり、洗濯したときに他の衣類の金具に引っかかって糸が出てしまうことも。糸がほつれた場合は、引っ張らずにハサミで切りましょう。
・繊維が抜けやすい
新品のものは繊維が抜けやすいため、使用する前に一度洗濯しておくことがおすすめです。その場合は他の衣類に繊維が付着する可能性があるため、単品で洗濯しましょう。
シャーリング生地とは?
シャーリング生地とは、パイル生地のループ状の先端を平らに切り揃えたタオルのことです。つまり元々はパイル生地で、そこにひと手間加えて作られた生地ということです。肌触りがなめらかでツヤがあり、高級感もあります。
平らに切り揃えたことで表面の凸凹が少なく、タオル全体にきれいにプリントできるため、オリジナルプリントのタオルとして使われています。
カットするのはプリント用する面のみで、裏面はパイル生地のままになっています。
■シャーリング生地のメリット
・滑らかな質感で肌触りが良い
パイル生地の表面のループ状の先端部分を平らに切りそろえたことで高級感もあります。
・プリント加工がしやすい
表面の凹凸が少ないため、印刷がきれいに仕上がります。オリジナルプリントやノベルティタオルにおすすめです。色鮮やかな全面印刷も、シャーリングタオルならきれいに仕上がります。
・繊細なデザインも美しく仕上げられる
色鮮やかな全面印刷も、シャーリングタオルならきれいに仕上がります。
・軽くてかさばらない
イベントやノベルディなどで作成する場合、枚数が多くなるため軽くてかさばらないシャーリング生地は保管や運搬、配布も負担が少ないです。
■シャーリング生地のデメリット
・パイル生地よりも吸水力で劣る
表面のループ糸をカットしているため、肌に触れる面積が少なく、タオル1枚で吸水できる水の量は、パイル生地よりも少ないです。ですが、シャーリング生地の裏面はパイルをそのまま残しているので吸水力がないわけではありません。
■シャーリング生地の洗い方・手入れ方法
オリジナルプリントを施したシャーリング生地の場合、洗濯によって色落ちする可能性があります。最初の数回は、他の洗濯物に色移りしないよう、単体で洗うか、タオル類だけで洗濯することをおすすめします。
オリジナルタオルを作ってみたい!
オリジナルタオルを初めて注文する場合、どんな種類があって、どんなプリントができるのかわからないことがたくさんあると思います。サイズ感は自宅のタオルと比較してみることでわかりますが、タオルの質感やプリントイメージはわかりにくいですよね。
そんなときはサンプル商品があるか確認してみましょう。素材や、プリントの質感などを実際に見て触って確かめることでイメージと違った、という失敗を防ぐことができます。店舗に直接行く場合は、事前に電話をしてタオルのサンプルがあるかどうか、確認しておくと安心ですよ。遠方の場合は、サンプルを配送して貸し出しするサービスもあるので気軽に問い合わせてみましょう。
オリジナルタオルは完成まで時間がかかる場合もあるので、作成することが決まったら早めに専門のスタッフへ相談してくださいね。
まとめ|生地の違いや特徴を理解してタオルを選ぼう
日常生活で手を拭いたり体を拭いたりするような吸水性を求めるタオルはパイル生地、全体にデザインを入れるオリジナルタオルの作成には、きれいにプリントできるシャーリング生地が向いています。違いを理解すると利用シーンに応じて使いわけることができますよね。
プラスワンでは、様々なタオルの種類を取り揃えており、無地購入できるパイル生地タオルや、用途別にサイズを選べるシャーリングタオルを取り扱っています。名入れタオルのご依頼も可能です。ノベルティやギフトにも人気の高いオリジナルタオル、オリジナル作成のプロが全力でサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。