カッコ良いオリジナルTシャツを作るためのデザインは自分に似合う色とモチーフが基本

SNSに並ぶモデルさんの着こなしって、ついつい見てしまいますよね。特に、手軽に購入できそうなおしゃれなTシャツに目を引かれる人も多いことでしょう。あんなかっこいいTシャツを自分で作れたら楽しいと思いませんか?

 

かっこよく似合うTシャツをデザインするには、そのポイントを抑えてしまえば難しくはありません。今回は「それ、どこで買ったの?」と友だちに言われそうな、かっこよく似合うオリジナルTシャツをデザインしてみましょう。

デザインの基本。自分に似合う「色」と「モチーフ」を知ろう

例えば、今時の女子高生が、鞄の中からヘビ革のポーチを取り出したら少しビックリしませんか?また、イケメンのビジネスマンの袖口からピンクのGショックがのぞいていたら……。「ギャップ萌え」という言葉はありますが、似合ってこそのデザインです。

 

Tシャツはシンプルなアイテムのため、「色」「モチーフ」といったパーツの選び方次第でセンスの良し悪しが顕著に現れます。自分に似合う「色」「モチーフ」を知ることが、かっこよく似合うデザインへの近道です。

 

【似合うカラータイプの見つけ方】
自分の輪郭、髪の色、目の形と色を下の表で当てはまるものにチェックしてみてください。

ABC の中で、どれが最も多かったでしょうか?以下が、あなたのカラータイプです。※同じ数になった場合は、髪の色で判断しましょう。

【似合うモチーフの見つけ方】
今あなたが持っているスカートやパンツの傾向からタイプを判断します。

■女性の場合
・ふわふわしたスカートやナチュラルなロングスカートが多い⇒ハートタイプ
「お菓子」「動物」「リボン」「ひらがな文字」「花柄」を取り入れて、かわいいの“王道”ガーリー・原宿系ファッションに。

 

・スキニー、タイトなスカートが多い⇒ダイヤタイプ
「コスメ」「英文」「ストライプ柄」「直線」を取り入れて、高みを目指すハイファッションに。

■男性の場合
・モノトーンが多く、デニムやハーフパンツが少ない⇒スペードタイプ
「幾何学な図形」「英文」「直線」「グラデーション」を取り入れて、きれいめカジュアル・お兄系ファッションに。

 

・デニム、チノパン、ハーフパンツと色々持っている⇒クローバータイプ
遊び心のあるモチーフ「蝶ネクタイ」「ジッパー」「カタカナ」や、自分の趣味を単刀直入に表す「カメラ」「漫画」「クロスバイク」などを取り入れて、気軽なアメカジ・ストリート系ファッションに。

モチーフのサイズ感は“見られたい印象”で決める

似合う色とモチーフがわかったら、それらを組み合わせて実際にTシャツを作ってみましょう。まず、モチーフのサイズ感は“どんな印象に見られたいか”で決めます。

・個性を主張したい
柄を全面に出すとアピールできます。最もスタンダードな配置です。

 

・大人しくまとめたい
モチーフを模様としてちりばめます。目線が分散されるので、与える印象もコンパクトに。

・落ち着いた印象にしたい
胸元にデザインを配置します。ブランドロゴのようにも見えるので、洗練された雰囲気が出ます。

 

・柄でインパクトを出したい
Tシャツの全面にモチーフを使います。画面に動きが加わりアクティブな印象になります。

 

なお、配置ができたら一度遠くから離れて見てみましょう。モチーフの大きさや配置のずれなど、良し悪しがわかります。

 

また、場合によっては、モチーフを入れずに文字やロゴだけでもOK!下記を参考にしてみてください。

・余白を調整します。左隣の文字幅の1/2ぐらい余白を開けると「視認性」「デザイン性」が高まります。

 

・バランスを取るのが難しいときは一文字ずつ文字のタイプを変えると、アートっぽく見せることができます。

 

・ひらがなは○の中に、カタカナは□の中に収めるよう意識します。手書き感をなくせば、流行りのデザインTシャツらしくなります。

似合う「色」と「モチーフ」の組み合わせ次第でデザインは自由自在

では最後に、一例として実際にデザインをしてみましたので、ご紹介しましょう!

・B(濃い色がとっても似合う青グレーパーソン)+スペードタイプ
Bのカラーリングの中にグラデーションを入れると爽やかに映え、三角図形を合わせるとクリエイティブな雰囲気に。

 

・A(春のような明るい赤黄パーソン)+ハートタイプ
ナチュラルカラーにかわいいモチーフでフェミニンに。Bカラーのパープルと組み合わせれば流行りの「病みかわいい」雰囲気が完成。

 

・B(濃い色がとっても似合う青グレーパーソン)+ダイヤタイプ
海外スナップ風に見せるには左右非対称なバランスがポイント。適当な黒い枠に文字を入れると無造作感が生まれ、大人っぽく着こなせます。

 

・C(鮮やかな色数が多いオレンジ緑パーソン)+クローバータイプ
思わず二度見してしまいそうなユニークなデザインがぴったり。レジャーシーンやイベントで目立つ組み合わせです。

 

このように、デザインの基本は「色」「モチーフ」などのパーツ選びです。これさえ間違えなければ、自分に似合うTシャツを自分で作ることができます。

 

ちなみにトレンドの「タッキー(ダサかわいい)」に続き、今年2017年は派手めのTシャツが流行ると予想されています。ぜひ、一度オリジナルTシャツを作ってみてはいかがでしょう?きっと楽しいですよ。

世界でたった1つ。
あなただけのオリジナルTシャツとオリジナルロングTシャツを作ろう。

伊勢ゆきこ

Webデザイナー

美容系や食品系のデザインを主に制作。かわいいデザインを得意とする。最近はコーディングや執筆など、活躍の場を広げている。