北欧デザインにおける「スオミ」とは?北欧好きユニットが「マイシュミ」でその魅力をオリ Tに再現!

マリメッコやIKEAなどの人気を追い風に、日本でも広く知られるようになった「北欧デザイン」。特にファブリックや家具・雑貨にハマる女性が増えています。

写真の2人は、北欧の中でもとりわけフィンランドに惚れ込んだ女性ユニット「Juoppolalli(ゆおっぽらっり)」。

「フィンランドをテーマにしたイベントのために、Tシャツを作りたい!」ということで、北欧デザインを存分に意識したオリジナルTシャツ作りにトライした様子を紹介します。

 

日本には“フィンランド好き”がたくさんいるよ、と伝えたい!

 

2人のユニット名「Juoppolalli(ゆおっぽらっり)」は、フィンランド語で「酔っ払い」を意味する言葉(俗語)です。フィンランドツアーへ参加したことでムーミンにハマったムーミンファンのマイキーさん(右)は、今年飯能市にオープンするムーミンテーマパーク「metsä(メッツァ)ビレッジ」のアンバサダーにも就任。

そして、フィンランドの有名な映画監督アキ・カウリスマキの映画にハマったのが始まり、というユカさん(左)は、現地へ語学研修にも出かけるなど、大人留学の経験者です。2人が仲良くなったのは、都内の語学学校のフィンランド語コースがきっかけ。

 

 

日本とフィンランドは来年国交100周年を迎え、メッツァビレッジもオープンします。

 

「フィンランドの魅力を色んな人に伝えたい!」

「日本にはフィンランドのことが好きな人がいっぱいいることを伝えたい!」

 

といった気持ちから、この春、2人は初めて“一夜限りのフィンランドバー”と銘打ったイベントを開催しました。

 

記念すべき第1回目のイベントは、起業した友人(株式会社〆)のオフィスを借りて開催。初顔の参加者も含め50人以上が集い、フィンランドのお酒や料理、“ボイ・シルマ・プッラ”(バター目玉パン)といった手作りパンもあっという間に売り切れるなど、大盛況にて終了したそうです。

 

告知用ウェブサイトに使われたイラストは、イラストレーター・なかおみちお氏に依頼。2人のフィンランド愛を伝えられるように…というコンセプトを中心に、「フィンランド風の大柄なデザイン」「酔っ払いがテーマなので、わざとヘタっぽい雰囲気に」「あえて爽やかな色味にせず、カウリスマキの映画に出てくる酒場の壁のような色」などを意識して作成したそう。

落ち着いた色味がキュートで、シンプルだけど、よく見ると凝ったデザイン。フィンランド人の皆さんにも大好評!

「マイシュミ」でイベントTシャツを試し作成!「スオミっぽさ」を重視しました!

 

「第2回目のイベントを開催するなら、このイラストを生かしてオリジナルTシャツを作ってみたい!」

「でも量産する前に、小ロットで一度試してみたいよね…」

 

ということで、そんなお2人にピッタリの「マイシュミ」で、オリジナルTシャツ作りに挑戦していただきました!

 

まずは70種類近くあるTシャツの型選びから。

 

「女子が着やすいシルエットがいいよね」

「体のラインが目立たないものがいいなぁ」

 

という2つの想いのもと、「TRUSS ロールアップTシャツ(レディース)」をチョイス。

 

続いて、イラストをTシャツのどこに配置するかを決めます。

 

「1枚から注文できるし、せっかくなので2パターンを作ってみよう!」

 

ということで、マイキーさん希望の「フクロウTシャツ」には、前面に大きなフクロウイラストと、バックの首元に小さくユニット名を配置することに決定。

 

一方、ユカさん希望の「ロゴTシャツ」は当初、黒ベースで製作開始。しかし、画面上で試しに白ベースもチョイスしてみたところ、「お、こっちの方がより“スオミ”っぽいね!」と意見が一致。

 

「スオミっぽさとはなんぞや?」と尋ねたところ、北欧デザインの魅力が見えてきました。

スオミ=フィンランドそのもの

「スオミ」とは、フィンランドそのものを指す言葉。

「湖沼」という意味の言葉が由来という説もありますが、「スオミっぽい=フィンランドっぽい」と捉えてOKなのだそう。

 

スオミっぽさを出す基本カラーは、国旗の色である「白」と「濃青(シー・ブル−)」。その上で、あちこちに「自然」を模したモチーフを非常に多く使うのもスオミっぽさのポイント。

 

シンプルな線のデザインが実は波をモチーフにしていたり、連続円のデザインが切り株の年輪をモチーフにしたものだったり。フィンランド人にとって「森」はとても身近な存在で、木を使った工芸も非常に盛ん!机を組み立てたり、小屋を作ったり、大工仕事ができる一般の方も少なくないそうです。

 

冬がとても長く、太陽の出ない時期もあるからこそ、家の中はできるだけ明るくしたい。そんな願いから、明るめの色合いのデザインやテキスタイルが多いのも特徴です。とはいえ、彩度の強い色ではなく、暖かさや深みのある色が多用されています。北欧デザインが好きな日本人が多いのは、“木の文化”に馴染みがあり、華美すぎない落ち着いた雰囲気を好む……といった共通点があるからかもしれませんね。

Tシャツ完成!早速着用して、イベント打ち上げしました!

 

「マイシュミ」はとっても簡単なので、30分ほどで製作は完了。他のグッズも作れるということで、Tシャツとお揃いのトートバッグも同時注文し、そうして1週間後に届いたのが以下の4点です!

 

※お届け日は商品や加工、時期によって異なりますので、マイシュミの各商品ページにてご確認ください。

 

「いいね、いいね、これイベントで人気が出るね!(笑)」と2人とも大興奮。早速着て街へ。最後に、「マイシュミ」を使って製作した感想を尋ねてみました。

 

 

「イメージどおりのかわいい仕上がりで、とっても嬉しかったです。フィンランド語が書いてあるTシャツを日本で見たことがなかったのですが、ないなら作ればいいんだ!って思いました。次はどんなTシャツがいいか、早くも考えているところです!(マイキー)」

 

「デザインシミュレーションソフトが使いやすく、簡単に仕上がりがイメージできるのがすごいです。あとベースになるTシャツの型が豊富なのもいい。いろいろ試してみたくなりました!(ユカ)」

 

 

これからもフィンランドの魅力を伝えていく意欲満々の2人。興味がある方は、ぜひJuoppolalli(ゆおっぽらっり)の活動をチェックしてみて!

 

取材・文・撮影(取材時): 外山ゆひら

ロケーション協力=フィンランド キッチン タロ

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【取材協力】「Juppolalli(ゆおっぽらっり)」(左:Yukaさん、右:Maikyさん)

フィンランドが大好きな二人組ユニット。次回の「フィンランドバー」イベントは随時開催・告知予定。Instagramやブログ等でもフィンランドの魅力を発信中。フィンランド語の勉強仲間を募集中です!

公式HP:https://www.juoppolalli.tokyo/