プロレス＆Tシャツ大好き芸人が語る！「オリジナルTシャツは、コミュニケーションツール！」の真意とは？

お笑いコンビ「エネルギー」として20年間活動し、現在はソロで幅広い活躍をしている芸人・森一弥さん。

プロフィールに「Tシャツ好き」と書くほど、公私ともに愛用しているTシャツマニアな彼が、満を持してオリジナルTシャツを作成。
関根勤さんにいじられる舞台恒例のTシャツネタも持っている……という森さんに、Tシャツに関するこだわりなど様々なお話をうかがいました！

【森さんのプロフィール】「コントなら、舞台の主役になれる！」お笑いコンビとして邁進した20年

学生時代は、レスリングに没頭していた森さん。

修学旅行も辞退するほど厳格な部活だったそうですが、その甲斐あってインターハイに出場したり、全国高校グレコローマンで6位になったり、東京代表でハワイ大会に出場したりと、さまざまな成績を残しました。

卒業後、身長制限でプロレスラーになることを諦めてからは、興味を持っていた舞台役者を志します。
「欽ちゃん劇団」に入り、勧めを受けて1997年にはお笑いコンビ「エネルギー」を結成。
KinKi Kidsの冠番組でレギュラーとして活躍するなど、活動の幅を広げていきました。

コンビを組み、オリジナルコントを生み出し続けるのは「すごく大変だったけど、ものすごく楽しかった」そう。
名のあるコンテストにも継続出場し、「キングオブコント」では2009年・2012年・2013年と準決勝に進出を果たします。
特に2011年に生み出した“狂言コント”は人気を博し、同年には伝統ある「花形演芸大賞・銀賞を、賞金とともに獲得されました。

賞を獲得した記念に、オリジナルTシャツを作成！

受賞記念として開催した能楽堂での単独ライブ。
その際に作ったのが、初めてのオリジナルTシャツでした。

それまでも出演舞台等のオリジナルTシャツは頻繁に着ていたのですが「受賞記念Tシャツということで、思い入れもひとしおでした」、と森さん。

デザインモチーフになったのは、ご本人の“ハワイ3位”のネタ。
レスリングでハワイ3位という経歴を持っていることを、語感の面白さから、今田耕司さんなどからも番組等でいじってくれていたそう。
レスリングのユニフォームを着た森さんとハワイモチーフのデザインを、2色のバリエーションで300枚以上を制作。
ファンからも、仲間からも、大好評を博したそうです。

解散後は特技が武器に。プロレス好き仲間ともTシャツを作成！

大きな賞も獲得し、駆け抜けた20年を経て、2016年に森さんはコンビを解散します。
もともと舞台で表現することが好きだった森さんは、「自然と舞台の話を多くいただけるようになった」そうで、現在は舞台を中心にショートムービーやMVに出演したり、時にはコントの脚本も書いたりと、多彩な活躍をされています。

レスリングやプロレスの知識・経験も大いに発揮しており、プロレス番組の司会を務めたり、高田延彦さん主催のイベント「高田道場」では毎年、全国の子どもたちにレスリングを教えに行ったりもしています。

さらに、「Tシャツはコミュニケーションツールになっていますね」と興味深いひと言。

プロレス会場では、「随分レアなの着てるね！」「君もそのイベント、行ったの？」などと全く知らない人から声をかけられることも少なくないそうで、Tシャツをきっかけに友達になったことも一度や二度ではないのだとか。
プロレスTシャツのコレクターを集めて、「どっちがレアか？」なんてトーナメントイベントをやってみたい！
なんて構想も練っているそうです。

毎年1月4日に行われる新日本プロレス主催の恒例イベント「WRESTLE KINGDOM」にも通っており、一緒に行く仲間が増えたことをきっかけに、2013年にはオリジナルの「チーム1.4Tシャツ」を制作。
毎年、皆でそれを着て観戦に行くのが恒例となっているそうです。

関根勤さん主催「カンコンキンシアター」では、Tシャツの定番ネタも！

関根勤さんが構成・演出・座長を務める毎年恒例の舞台「カンコンキンシアター」にも、20年近く出演している森さん。

T Vでは見られない毒っ気を出す“ウラ関根”さんが見たい！と毎年ファンに人気の舞台です。オリジナルTシャツも毎年制作販売しており、これまで制作したオリジナルTシャツをいくつか見せてくれました。

「出演者だけでなく、買ってすぐに着て観劇してくださるお客様も結構いるんです。Tシャツが客席に並ぶと、舞台にも一体感が出てうれしいですね！」
と教えてくれました。
今年もテーマに合わせた新作が登場するそう！

（2018年8月10日〜19日、東京グローブ座にての開催です。/URL : http://www.kankonkin.com）

今年44歳になる森さん。変わらずエネルギッシュに芸道に取り組めている理由を尋ねるとこんな答えが。

「ソロになってから、本当にたくさんの新しい世界や人に出会わせてもらっていて。そういう意味では、今新人2年目の感覚なのかもですね（笑）」

新たなスタートを切り、ハツラツと日々邁進するTシャツ好きの森さん。
今後もさまざまな活躍が楽しみです！

取材・文・撮影=外山ゆひら

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