卒業から10年。学生時代に作ったオリジナルTシャツは財産だ!
「モノより思い出」
これは以前、ある車のCMで使われた有名なキャッチコピーです。しかし、「モノ」によって「思い出」が鮮明に記録されることもあるでしょう。その代表的なのが「写真」。写真を見返すことで当時の思い出がよみがえり、人は懐かしさに浸ることができます。
そんな「機能」を持つのは、何も写真だけではありません。学生時代を象徴する「モノ」を残しておけば、それらは何年経っても大切な思い出をよみがえらせてくれます。
今回は、学生時代にサークル仲間と「オリジナルTシャツ」を作った甲斐修平さんに、母校である関西学院大学でインタビューを行いました。現在、大阪市内で働く甲斐さんは今年33歳。大学を卒業して10年が過ぎました。時計の針を戻し、オリジナルTシャツの思い出を辿ります。
オリジナルTシャツを一体感や団結を表現する「アイコン」に
― 今日はよろしくお願いします。このTシャツを着るのは久しぶりですか?
甲斐:そうですね。普段はタンスの中にしまってあるので。懐かしいです。あまり体型が変わっていなくて安心しました(笑)
― 当時、どうしてオリジナルTシャツを作ろうと思ったんでしょうか?
甲斐:在籍していたテニスサークルには、サークルのオリジナルTシャツがあったんですが、僕たちの学年だけ持っていなかったんです。というのも、そのTシャツは僕たちが入学する前に作られていたので。先輩たちが同じTシャツ姿でテニスしているのを見て「うらやましいなぁ」と思ったことがきっかけです。
― オリジナルTシャツを作る際、デザインなどで意識したことはありますか?
甲斐:同学年の一体感や団結を表現する「アイコン」的なオリジナルTシャツにしたいと思いました。「22」という数字をバックプリントしたのは、僕たちがサークルの22期生にあたる学年だったからです。
あと、このオリジナルTシャツを作る前の年、日韓ワールドカップが開催されて非常に盛り上がっていたので、サッカーのユニフォームみたいな「かっこいい感じ」にしたかったですね。できればサークル活動以外でも着てもらえるTシャツにしたいとも思いましたし。
― テニスサークルなのにサッカーのユニフォーム風だったんですね(笑)
甲斐:それは若気の至りということにしておいてください……。
ロゴデータを何度も手書き。当時はオリジナルTシャツを作るのに一苦労
― 表面にプリントされているロゴもご自身でデザインされたんでしょうか?
甲斐:はい。当時、オリジナルTシャツの製作を依頼した業者は「手書き入稿」しか対応していなかったので、けっこう大変でした。業者から渡された指定のA4用紙に何度もロゴを書き直しまして……。「オリジナルTシャツを作ろう」と思い立ってから、なんだかんだで完成まで1か月くらいはかかったと思います。
― それは大変でしたね……。今ならロゴのデザインも画像やイラストレーターのデータで入稿できますし、最短3営業日ほどで発送されるみたいですよ。
甲斐:……本当に便利な世の中になりましたよね。
― オリジナルTシャツが完成して、仲間からの評判はどうでしたか?
甲斐:とても喜んでもらえました。オリジナルTシャツが完成した直後の最初の練習日には、みんなで着て写真を撮ったりして……良い思い出ですね。個性の強い集団でしたが(笑)、同じTシャツを着ることで一体感が高まったような気がしました。
仲間との共通のオリジナルTシャツは、10年経って財産となった
― 最後に。オリジナルTシャツを作ってよかったですか?
甲斐:大変でしたけど、オリジナルTシャツを作って良かったと思います。4年間の大学生活は印象深くて、その後の僕の人格形成にも大きな影響を与えてくれました。そんな人生のハイライトともいえる時期を象徴する「仲間との共通のアイテム」は、僕にとって財産です。
「久しぶりにTシャツに袖を通してみると、いろんな思い出がよみがえってきました」と、甲斐さんは懐かしそうな表情を浮かべていました。毎日、当たり前のように顔を合わしている友人たちとも、なかなか会えない日々がやがて訪れます。卒業して、別々の道を歩き始めても、「共通のアイテム」を残しておけば、きっと心の奥底で仲間とのつながりを実感できるはず。
甲斐さんが言うように、学生時代に仲間と一緒に作るオリジナルTシャツは、かけがえのない財産となることでしょう。
■もらってうれしい&長く使ってもらえる記念品を作るならコチラ
\売れ筋のオリジナルTシャツ/